こまの雑記

気をつけろ!じき、チラ裏になるぞ!!

多分我が人生最古の推し

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私の人生において語らずにおけないひとつ、とんねるず

 

今までそんな吐き出せることもなかったので、この機会にと思って。

語ります。すいませんね。

 

 

まず、なぜ好きなのか。と。

話題の質を考えずにストレートに言うと、

私は幼年期に石橋貴明という男を

本当に父親だと思って過ごしていました。

3-4歳頃だと思います。

地元のフジはクロスネットなもので、当時、

ニチアサに「おかげです」を組み込むという横暴な編成。(褒め言葉)

世界名作劇場のアニメのあとだったもので、

そりゃ観ますよね。

そしてその頃の我が家といえば、

父は単身赴任やら出張の鬼やらで週1家に帰る程度でした。

テレビで観る貴さんのシルエットが父に酷似していて

なおかつ父は私にとってオモシロおちゃらけおじさんだったので

混同してしまっていたのです。

「パパはテレビに出とるから家帰ってこんのやな」

とそう思っていました。

まったく違う顔なのです。声も違う。

だから別人であると認識はしていたのに、

パパっ子だった幼女は、テレビの向こうのスターに父親をかぶせて

「会っていた」のです。

 

「おかげです」は本当にかじりついて観ていました。

ノリダーはもちろんのこと、貧乏家の人々が大好きでした。

OPはがじゃいもがいちばん好きです。

がじゃいもに王子を夢見たものです。

 

それから1-2年して、母と父は離縁しました。

姉妹ともに母につくことになりました。

実はそこあたりから数年分、記憶がぱったり無いのですが

思い出せる9歳頃にはもうぱったりテレビを観なくなっていまして、

その次に彼らが私の記憶に出てくるのは「うたばん」です。

 

私自身の形成って4-5歳で確立したというか、

そこらへんで止まっているところがあるので

どうしてもとんねるずを切り離せないんですよね。

唯一の娯楽、楽しかった思い出のひとつだからですかね。

いつまでも面白いし、貴さんのりさんはかっこいい。

ヒーローみたいに思っています。

 

21で就職して、面白いことにADになって、

しかもバラエティ担当になって、

上司に「お前はテレビを観ろ」と散々言われていました。

でも家帰れないから、ゴールデンタイムは社内でテレビつけてて。

その中で一度だけ言われたのが

「お前ほんととんねるずだけはずーっと楽しそうにテレビ観るよな」

でした。

びっくりしました。

全然意識してなかったもので。

でも上司いわく、

「どんなバラエティ観ても、ネタ観ても真顔で

 たまにクスッとわけわからんズレたところで笑ってるくせに

 毎週とんねるずの時間だけは最初っから最後までニコニコして観てる」

それ言われて、ああ好きなんやなって初めて実感したわけです。

ファンだわ、と。

 

「おかげでした」が終わってしまうと聞いたとき

もうテレビでとんねるずを観られないかもしれないということに

めちゃくちゃ焦りました。

そこまで申し訳ないけど毎週欠かさず観ているわけでもなく

CMとか観て 楽しそうやなぁ と安心していたくらいで

本当に終わることがわけがわからず、こわかったです。

本当に終わってしまって、観られない世界線に立ってしまって

その間にきく、とんねるずという単語はめちゃくちゃ切なかったです。

でもちょっとだけ我慢してたら

のりさんが歌番組めっちゃ出てきて、

たかさんもyoutube始めて、

純粋に単純にうれしかったです。

まだ一緒におられるんや!ってなって。

おられるって気持ちになるのはようわからんですが、

そうなってしまったから仕方がない。

 

自分の父親が定年を迎えた時ってこういう気持ちなのかなあって

インタビューを観て思いました。

私は実際にそれを経験することは叶わないのだけど

追体験させてくれているんだと勝手に思っています。

「一度死んだ」というのも、

私もAD辞めてぐっちゃぐちゃになってるときってあれ死んでたんだなって。

すぐニコニコに依存したけど、それって助かってたんだなって。

だから今があって、また映像業に戻れてるのかもなって。

あのスターがヒーローが同じように感じてるんだから

自分だってもう一回やれるんだよなって

背中押してもらえたというか、頭ぽんぽんってされたような

大丈夫なんだぁよかったぁまだおれるんやぁって

いろんな意味で安心しちゃって

自分だってまだ動けるところにいるんだから

悔いなくやっていこうって思いなおせました。

ありがとう。

(めちゃくちゃ自分勝手な解釈ばかりで自己完結している)

 

 

以上ここまで、

インタビューみた感想として

私が文章に起こせるすべてです。

よくやった。褒めたい。恥ずかしい。

本当はもっともっとあるんだけど

現状アウトプットできない。

まだまだ足りんものがありすぎるので、

もうちょっと苦渋をのみながら生きます。