こまの雑記

気をつけろ!じき、チラ裏になるぞ!!

【3日目】今週のお題 vol.1

お優しいことに、はてなさんではお題を与えてくれるようなので、

のっかってみるぞ!

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」


「anime95.2」

http://www.amazon.co.jp/dp/443414538X/ref=cm_sw_r_tw_awdl_SGx.vb0ZPFBT6 

ダントツでこの作品です。

2010年に発刊された、春原ロビンソンさんのエッセイ漫画。

制作進行をされていた春原さんが、描くアニメ業界人の日常。

アニメ業界ってこんなだぜ!というよりも、

そこで働くってこういう毎日になるぜ!

と言ってくれる一冊です。


発売当時、かくいう私も表舞台を引退した直後でして、

楽しかった毎日を懐古して喋るのだけど、

友人も家族もあまりの激務な毎日に泣くばかりで

「この楽しい気持ちって誰とも共有できないのだろうか」

「笑える話なのに誰もニコリともしない」

と鬱に拍車をかけておりました。

そこに春原さんが「anime95.2」の発売するとの報。

元々ハルハラー(造語)(春原さんファンの意)(今作った)であったので

興味は人一倍だったのですが、買って読んでみたらまぁもう。

待ちきれず出先のスタバに入り、

おんなじことやってる!とニヤニヤ読んで、

おしまいには泣いていたのを覚えています。

そしてソッコーでTwitterリプライを春原さんに送りつけました。


いやぁ‥笑ってくれたんすよね。この本だけは。

毎日楽しいんだよな!本当に!しぬほどしんどいけど!楽しいんだよ!って言ってくれたんですよ。

共感を得たいわけでも、自慢厨になりたいわけでもなくて

単純に「楽しいんだよな!」って理解をしてほしかったんだな、まぁそら無理な話だわなって

あとがきを読んで気がついたのです。

同時に、ものすごく救われたのです。

私もあの仕事続けられるほどの体が無かったんだなって

めちゃくちゃに悔しいけど、ひとつの終着点に一息つけたのです。


今でも大事に読ませていただいてますが、

本当にあの日々を必死に我武者羅に走って良かったよな〜と

ものすごくしあわせになれる一冊。

アニメだけでなく、放送制作に関わる方はきっとニヤニヤできる。

そして毎日しんどいけどそれが楽しいんだわ!やっぱり!ってなれる。

笑顔で肯定してくれる作品です。